9mm Parabellum Bullet @渋谷La.mama (2023 9/9)

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最後のセクション。「残りのB面曲で自分達がどうブチあげるか身をもって知ってください」
「準備は良いか?行けるか!?」と恒例のフィニッシュ前のお約束をカマした後で”Heat-Island” “エレベーターに乗って”を投下。菅原のフレーズ終わり際のシャウトやドスの利かせ方もヒートアップ。滝もマイクスタンドにしがみつきコーラスを叫ぶ熱気ぶり。それを見たからなのか、菅原は笑いが止まらない。”どうにもとまらない”から”Wildpitch”まで一気に駆け抜ける。
“どうにもとまらない”(山本リンダのカバー)では「ラママ」を二番の歌詞に三発捩じ込み、「真夏の1日カーニバル」は「9月の1日カーニバル」に変える遊びも。
滝もインプロでノイズを挿入。この日の滝はテクニカルというより、「独創的」という言葉が似合う奔放さだった。
で、本編ラストの”Wildpitch”。もうひとつのカップリング大名曲。ただこの曲の場合、ライヴで切れ味を増していった感のある、ファストでハードボイルドなナンバーだ。
曲終わりの叩きつける様なパートを二度三度繰り返すアレンジで、原曲の二倍三倍もバイオレンスに増幅させステージを締め括った。

アンコール。
菅原から来年度のスケジュールの発表が出る。その中にはビルボード公演も含まれているが
「ネクタイして来なっせ」
「ヒール履いて来なっせ…踏まれる心配無いしね(笑)」と何故か九州の方言が出てくる。何故だ?「9」繋がりか?

「俺達もうカップリング曲無いんだよ!」という事でいつもより多めにアンコールをやることに。
一曲目は最新曲”Brand New Day”。これを聴くと、「B面曲でもライヴのクオリティは落ちないがやはりA面/アルバム収録曲のが良いかもしれない」と思ってしまった。

9mm Parabellum Bullet”Brand New Day”(2023)


そして”Marvelous”。この時点で「次は”Talking Machine”だな」と思わせてしまう罪な(?)曲でもある。
で、予想通り”Talking Machine”。冒頭のライヴアレンジはクラフトワーク”The Model”のフレーズはそのままだが、ホワイトストライプスの”Seven Nation Army”は除外され、別のフレーズが。ちょっと何の曲か分からなかった。オリジナルかもしれない。

THE WHITE STRIPES”Seven Nation Army”(2003)

で、本日のフィナーレ。
「これはもう一度やろう!」という言葉とリンクして演奏されたのは、昨年のシングル”One More Time”。間奏の高音ギターの重ね方や、冒頭のちょっとしたリズムアレンジはあれど、やはりへヴィに渦巻く低音とリズミカルなフレーズ、終盤に執拗にヒートアップする増幅的な曲展開がいい。

「ラママで、武道館でまたどこかで会いましょう」と告げ、ラストまで轟音を叩き付けて本日の演目を終えた。

9mm Parabellum Bullet”One More Time”(2022)

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